胸の内側

自分の好きを語ること
それってちょっとハズカシイ
じゃあ無難なことだけ言う?「え?普通だけど?」って格好つけたりして。
じゃあ、どこからハズカシク思うべき?
ぼく、実は子供の頃から好きがたくさんあるほうだったから、その感覚は小さい頃からなんとなく解っていた。
ちょっと恥ずかしかったんだ…

 

 

 

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ヘルシンキの空 2018

 

 

 

 

 

 

 

 

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人間美

その美しさはどこにあるのだろうか?
少なくとも目に見えるものではないのはわかっている
ではどこに…

 

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*この曲と共に書きました。よろしければご一緒に*
The Sun Will Shine(YouTubeが開きます)

The Sun Will Shine(Spotifyが開きます)

 

 

「工藤さん、ぼくと一緒に仕事をしてくれませんか?」

 

今から二十数年前のこと、とあるきっかけで大工さんと知り合った。

それまで自分から誰かにそんな大それたことを言ったことは一度も無かったが、その時だけはこの胸に湧き上がった思いが抑えられず、そう声をかけた。

 

 

<今回は、この度お仕事をご卒業された大工の工藤さんとの思い出を数回にわけて、その出逢いから、今日までの道のりを振り返ろうと思います>

 

若い頃から変わっていないであろう彼のスタイルは、トレードマークのねじり鉢巻き、色をお揃いにした上下の清潔な作業着、その拘りも然る事ながら、彼が持つ建築への思い、大工仕事への心得、人にだけでなく道具や材木への心遣い、それに当たり前だが約束を守り抜く責任感と同時に、誰もが惹きつけられる物腰の柔らかさ、そしてひけらかさない謙虚さをも表していた。

あげれば切りが無いが、そのすべてとバランスを取るように携えていた希に見る素晴らしい腕と知識、ぼくは彼の作品を見、会話をし、お車の中、ご自宅の小屋、そして整理整頓された道具の数々を見て度肝を抜かれ、そして惚れた。

それまでも知識や技術を持っている職人さんはごまんと居たが、そこに仕事への思いや考え方、常に相手を思い気遣う人間力を備え、その上でぼくたちエムズデザインの価値観と合う方に巡り会ったのは彼が初めてだった。

 

それまでぼくは既に十数年間このエムズデザインをやっていたし、貪欲さが功を奏して沢山の経験をさせてもらったり、それまで学んだ机上の知識だけでなく本当に休みなく現場に行って、図書館で調べて、先輩に聞いて、下積み時代から沢山の職人や技術者と仕事をしていたから、その当時でも、ある程度ではなく建築という仕事そのものをそれ相当のグレード感で理解することができていたと思う。

そんな時、彼と出会い、ちょっと大げさだが全ての答え合わせができてしまったのだ。

 

優れたものからは勝手にオーラが出てしまうということ。

彼の仕事はとにかく美しい、そしてぼくは、美しい物に目がない。

格好いい服も、美味しい食べ物も、感動する書物も、理由はわからなくても何か感じてしまう人は多いと思う。

その物ができていく過程というか、つくられた経緯というか、内なる何かが、完成された優れた物からはどうしてもそれが現れてしまうように思える。

後によくよく調べたりしてみると、その中には様々な物語が見え隠れするように思う。

 

そうは言っても、ぼくは表面だけの美しさには目が行かない。どうしても上っ面が好きではないのだ。

仕上がりが美しくなっていくのは、本質の美しさが表面に出ているからだと解釈している。

優れた素材を使い、それをつくる人間の基礎がしっかりしていて丹精込めて丁寧に扱うと何故か優美さが現れ、やがて輝きを放つ、そう、勝手に放ってしまう。

設計デザインでは一本一本線を引くとき、その線がそこに住む依頼者にどう作用してくるのかを、その依頼者の姿を思い浮かべ丁寧に引く。

そんなことを昔からずっと考えていたから、こうして工藤さんと出逢わせてくれたのかな、とも思っている。

 

「工藤さん、ぼくと一緒に仕事をしてくれませんか?」

このぼくが放った、冒頭の言葉の返事は…

 

「ん、オレでいいのか〜?」

 

(笑)この一言で始まった20数年間の物語。

だから、ぼくらエムズデザインの要としてずっと一緒に働いてくれていた工藤さんのご卒業は嬉しくも寂しい。

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

*次回のお話をチラリ…

 

二十数年前、現在では常務になったヒデが入社してまだ数年、末端の下っ端だったヒデをほぼ毎日現場に出していた。

その頃の諸先輩は今で言うオラオラじゃないけど、彼に毎日多くの檄を飛ばし、それこそ今では問題になるだろう ”パシリ!” いわゆる使いっ走りをたっぷりと味わいながら、それでも文句一つ言わず日々黙々と仕事をしてた元気とスマイルが取り柄な彼に、ある日”大役”が付いた。

 

「明日から毎朝5時半、車で工藤さんを迎えに行ってから神奈川県の現場に行ってほしい」…

 

 

では、次回もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

*20年くらい前の工藤さんとぼく、二人とも若すぎて笑えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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言葉が通じなくても、目をみてしっかり伝えれば本当はわかってもらえると思っている。

会話、行動、思い、、、

しかしこれは、人との話ではない、、、

 

 

 

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先日、埼玉建築士会 所沢部会 令和6年度通常総会が開催され、すべての議案が可決され新しい年が始まりました。
 
私は、十数年間役員を務めさせて頂き、今回【会計部長】を終え、新たに【事業部長】を拝命致しました。
 
まだまだ未熟な上、不安も多々御座いますが、これからの建築士会の発展、そして若手建築士の未来をつくることで、消費者の方はもちろん、ひいては日本の未来までをもより良くしていかれると信じております。
 
新しい事業部長の職務に日々精進して参ります。
林正晃
 
 
 
 
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*写真は2月のもの。
 
 
 
 
 
 
 
 
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2024年度 入社式

ご挨拶
 
愛するオハナの皆さま、いつもお世話になりまして誠にありがとうございます。
私たち(株)エムズデザインは本日、2024年度新入社員入社式を執り行いました。
 
建築を学んできた若者の新卒者採用を始めたのが6年前、
今日もこうして建築を志す若者に私たちは設計事務所という門を開き続けそこで働くという機会を与えることができました。
これも偏に私たちエムズデザインを何時も支えてくださったお客さまがあってこそと感謝の想いでいっぱいです。
社員一同、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございます
 
今年、私たちエムズデザインは創業35年を迎えます。
これからの時代に必要な会社に成るべく、100年以上続く老舗企業に成るべく、スタッフ一同更に精進して参りますのでこれからもご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
 
 
林正晃
 
 
 
 
_
 
テレビで見たような、大勢の新入社員が整列して社長の話を聞いていたり、同期が大きな輪になって写真を撮り合っていたり、、、
そんな事はないだろうな、と君は思っていたかもしれない。
もしかしたら不安や寂しさを感じてたかもしれない。
だが君は小さな会社を選び、我々は大きな魅力を持つ君を選んだ。
採用面接時に君が語った数々の思いから未来像が感じられたことは言うまでも無いが、我々は君がこの先どのような事にも耐えられる力をを持っていて、何事にも負けずして進んで行かれるという見えない力を感じ取っている。
我々エムズデザインは、人として必要な宝物を持っていると判断したのだ。
我々の仕事は、家をつくるだけに留まらず、ご依頼者様の幸せ、愛と豊かさの未来をつくることであり、それには人として備え持っていなければならないものが沢山有ると思っている。
建築のスキルはもちろんだが、人としての強さと相手を思う気持が何よりも必要とされることを知っているからなのだ。
今日もこの魅力を創り続けているのはここに居るスタッフだし、今からは入社した君がつくっていくことになる。
設計・デザインの世界は、一見華やかに見える。
しかし本当の姿は真逆で、法律を遵守し学びを止めることなく多岐にわたる知識を習得し続け、且つ泥臭い地道な作業とたゆまぬ努力を続けなければならない仕事だ。
そこに社会人として一番大切な、常に相手を思って行動すること、が意識できたとき、この仕事がこんなに楽しく素晴らしい仕事なんだと思えるだろう。
 
君が選んだその道を、もうとっくに歩み続けている先輩達がここにいる。
これから進んで行く君を、私を含め先輩達は全身全霊をかけて守っていく。
我々の永遠のテーマ、
”人として必要とされる人間になる” 
エムズデザインが目指している世界はここにある。
それを君と共に創れることを光栄に思う。
 
 
 
 
 
 
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Instagramへ

 
 
 
無理をお願いしたにもかかわらず、この素晴らしい機会を与えてくれた、ぼくの大切なパートナーRED,
心から感謝とお礼を申し上げます、ありがとう。
 
 
ミナコラムへ 
 
 
 
 
 
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2015年、
まだ高校生だった娘と二人、彼女が大好きなテイラーのライブに行った。
2024年、
娘のテイラー熱はもちろん消えることなく益々燃え上がり今日まで続き、更に大きくなったその想いと、更に歳も大きくなった娘と、更に更に大きく偉大になったテイラーを観に今回は家族で行くことができた。
 
前回のツアータイトルでもあるアルバム1989は、昔からのファンには少し受け入れづらい所もあったようだが、ぼくはとても気に入って、特にWelcome to New Yorkを爆音で聴けたのには、自分が1989に会社を立ち上げたこと、昔一人ニューヨークで過ごした日のこと、そして、これから大きく旅立つであろう娘の未来とが重なり、何故かウルッときた。
今回はこの曲こそやらなかったが、とても素晴らしいセットリストと舞台セットで、ぼくが今まで見てきたコンサートのトップと言っても良いのではないかと思うステージだった。
何しろ音が良かったのだ。
四人並びの席は2階の後ろの方だったけど、とにかくとんでもなく良い音で最初からビックリした。
ぼくは音楽も音響もマニアなのでライブというと、とにかくそこが気になるし、期待してしまう。
今回もかなりデカいディレイタワーがいい所に鎮座してくれているので、そりゃステージは少しは陰になるかもしれないけど、でも始まる前にそのあたりをチェックしておいたから、全然我慢できるし逆に期待!ワクワクボルテージもアップしていたよ。
 
三分前、ステージスクリーンでカウントダウンが始まると、隣の娘はもう固まり始めている。
そう、この日をずっと待ってきたんだ、、、素晴らしい時間の始まりだよ!
 
息子は雄叫び高らかに、
妻は両腕を振りまくり、
ぼくは入口でもらったLEDリストバンドの紐が外れて慌ててしばりつけて…
そうこうしているウチに、煌びやかでとんでもない大きさのステージが沢山のツアーメンバーでいっぱいになり、そしてダンサーやミュージシャン、そしてテイラーがドデカいスクリーンに、超美しい解像度で映し出されていく。スゴすぎる!
 
曲は今までのアルバムを一つ一つ紐解いていくように流れていく。
それは、テイラーがその一曲一曲を丁寧に創っていた時代の風景を見ているようだった。
このツアーで選ばれた曲は昔からのファンに向けての感謝のようにも思えたし、
「だけど私は今も昔も変わっていないよ、」と言っているようにも聴きとれた。
娘は万感の思いで両手を胸に抱きながらずっとそれを見つめ、時に目からキラリと小さな光りがこぼれ落ちていた。
 
 
子ども達が大きくなってきた今、こうして皆で一つのことを楽しむ事が極端に減ってきている。
ぼくも若かった頃、親と一緒に過ごすことを避けたいと思った時期もあったから、何となくそれを当てはめ思い出してみると、もちろん子ども達に強要はできないし、だからこそ大切な時間だなと反省を含め感じている。
今は食事の時間が合わなかったり、下手すりゃ、前回お顔を見たのはいつ?なんて日もあるんだから、こういった日は尊いと思う。
ライブ、音楽、食事、、、
もしかしたら、ぼくにとってライブ、音楽、食事とは、愛する人と一緒に過ごす唯一のエンターテインメントなのかもしれない。
 
 
帰り、皆大声で歌いまくって喉はカラカラ、踊りまくってお腹はペコペコ、
だったらと、ちょっと遅い時間だけどラーメンでも食べちゃう?なんて始まって、子ども達オススメのラーメン屋さんで、この日シメのエンターテインメント。
あの曲はさ…、なんて皆で振り返りながら美味しく食べて帰ってきましたよ。
 
次は何して遊ぼう?
またテイラーのライブには行きたいね!
 
家族で楽しめる時間、
それが得られる今、今までのお客さま、そして、
この人生をくれた神さまに心から感謝している。
 
 
 
 
 
 
 
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*このblog記事は<エムズデザインニュースレター2024年 春至号 Vol.47>に掲載したものです。
 
 
 
 
 
 
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*このblog記事は<エムズデザインニュースレター2023年 冬至号 Vol.46>に掲載したものです。
 
 
この度、東京都教育委員会の「令和5年度都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業」で、都立高校の生徒さんに向けて、社会人として講義をさせて頂く機会を得ました。
 
内容は、”建築士”
生徒さんが将来の進路を選んで行くにあたり、いろいろな職業の中から私は建築士の仕事をお伝えするということでした。
本機会をご提供くださいましたご関係者方々に心より感謝申し上げます。
 
 
建築士
 
建築士の業務内容は一言で語ることはできないほど多岐にわたり、すべてを語ることは到底難しいし、まだぼくも知らない業務などもあるのかもしれない。
それゆえに、建築に少し興味が出た生徒さんがネットで調べればすぐ出て来そうな内容ではなく、一般的にはあまり知られていない、かつ文章じゃ伝えづらい、いわゆる生の声でお話しができれば、と考えた。
以前、国立大学の講義では、”建築学科の生徒さんのみ”という、ある意味、将来の道がある程度決まっていた生徒さん達へのお話しだったから、専門的分野を分けてかなり深掘りした所までを語ったが、今回は高校生で、その上、未だ”建築士になる!”と決めたわけではない、言い換えれば、まだご自身の未知すぎる未来を、どのようにして行きたいかがわからない生徒さんがほとんど、という場の中で、建築士という仕事を伝えていくこととなった。
 
それならば、とぼくは、
まず、堅苦しくならず、単なる説明にならず、建築士はいいぞ〜!建築士になれ〜!と押しつけず、この”建築士”というちょっと堅そうな雰囲気をできるだけ柔らかく、今までの経験から具体的に良かったこと&辛かったことと共に、ぼくが得意な”デザイン”の話、そしてこの家づくりの仕事のイメージを、キラリと光る何かと一緒に伝えられたらいいなと思った。
そして、それに併せて、
ぼくが常々生涯をかけて子供や若い人たちにお伝えしていきたいと思っている、
「仕事は楽しい、そして大人になることはとても素晴らしい」ということを織り交ぜながら、物語仕立てにして話すことにした。
 
一ヶ月ほど前、
ぼくはまずシナリオを考えた。(笑 かっこつけてみた)
 
まずは、ぼくが伝えたいことを書き出してみると、大凡、制限時間には収まりきれない長編になってしまったので、それを章立てにして四部構成にしてみた。
単にぶつ切りにしただけでなく、起承転結でもない、物語を小説で読むような感じ…というか、
そうしたら、思ったより良くなって、これで行こう!とすぐに決まった。
 
このプログラムでは様々なご職業の方とご一緒させて頂いたのだが、建築士はぼくのみで、その職業の中から生徒さん自身が興味のある講義に参加するという形式だった。
なので、生徒さんは現段階で既に建築士を目指している人はもちろん、ちょっと興味ある…や、なんとなく見てみるか…、など、その興味度数にはかなり差があると思っていたのだが、こちらに来てくれた生徒さんは皆が大きな興味を示してくれて『今の子ども達はとても素晴らしいな…』(オッサン言葉)と心から感じた。
だからこそお話しも、ちょっとノリ気味で話せたのでぼくとしてもとても楽しい時間が過ごせた。
内容はここに書くと恥ずかしいから、タイトル+ちょっとだけ…
 
1,”建築の面白さは、あなたの面白さ”
 Title  “好奇心を追求しよう”
 
2,”デザインへの旅”
 Title  デザインの魔法を解き放とう”
 
3,”人気もの”
 Title  選ばれるデザイン、選ばれる人に成る”
 
4,命を預かる建築士という仕事”
 Title  ようこそ、未来の建築士さん”
 
 
1,は、建築とは、から始まり、建物や資格の種類、そして職務の種類から、知識や技術を取得すると、どうなるのか?そして自分の良さを発見する方法などを話しました。
2,は、デザインをどう起こしていくのか?や、それをどのように造るのか?という説明、またCADや立体の3D画面をPCを使って動かしたり、製図道具や実際の図面やパースを生徒さんに見てもらいながら具体的にお話しをしました。
3,の、「選ばれるデザイン、選ばれる人」の話では、相手が必要としてくれる人になる、というお話しをしました。
4,では、私の一番好きな、建築士法第一章・第二条の二(職責)、についてのお話を。強調したのはもちろん、常に品位を保持し… という所。
そしてその上で私が思う、建築士として必要なこと、と、人として必要なこと、を二本立てで、お話ししました。
 
 
 
 
ぼくは子供のころ、早く大人になりたかった。
大人になれば今起きてる辛いことが全部無くなると信じていた。
毎日が嫌で嫌で、引き篭もって音楽を友とし、今思えば、世の中に順応しづらい子供だったと思う。
家族はそれを知っていたようにぼくを心の底から愛(め)で、可能性あるものすべてを許してくれた。
しかしある朝おばあちゃんが亡くなった。
そこからはぼくの味方になって支えてくれていたおばあちゃんと一緒に居なくなりたいと思う日々が続いた。
母はその都度ぼくを抱き、本堂で大きく温めた。
見失った自分の欠片を一つ一つ合わせ始められたのは、それからしばらく経ってからだった。
全く未来が見えなかったあの少年時代を経ていつしかぼくは大人になり、未来が透き通って見えるようになったと気付いたある日、目の前の空が遠くまでずっと晴れ渡って見えた。
 
 
 
ぼくがこのblogを始めると決めて最初にタイトルをつけるとき、
生涯に亘って続けていく、ぼくの中での約束のようなものにしたいと思った。
 
 ” Children’s Record “
 子供達に普通のオッサンが残してあげられることはないか…
 少しでも、子ども達の心にレコードされてくれれば…
 
そんな思いから、このタイトルをつけた。
ぼくには今、二人の子供が居る。
もう二人とも大人になってしまったが、それはそれは、一言では言い表すことができないくらい大きな幸せを感じている。
その上で生意気なようだが、我がスタッフの家族、子供たち、そしてオハナであるお客さまの家族、お子様たち、出逢う子みんながぼくの子供のように思えてしまうんだ。
 
 
大人になった今、
あの日のぼくに声をかけるとしたならば、、、
そんな思いで教壇に立ったぼくは、こんな言葉で今回の講義を締めくくった。
 
 
「仕事は楽しいものなんだ! ワクワクして楽しんで欲しい、
 そして何より、大人になることはとても素晴らしい事なんだ!
 ということを感じてほしいと思っています」と。
 
 
林正晃
 
 
 
 
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2024年 甲辰 

一月一日夕方、穏やかだったお正月が一変して驚き、恐ろしさ、悲しみ、と繋がり、明くる二日には羽田空港での事故が続き、おめでとうなどと言ってはならない気持ちに一気に変わった。
 
能登半島地震により被災された多くの方々とご家族ご親族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日でも早い復興と共に、被害に遭われた方々の生活が何よりも早く平穏に戻りますことを心よりお祈り申し上げます。
 
 
年の暮れ、ぼくは「こんな幸せな年越しはないな… 」と忙しくもありがたかった一年を振り返りながら一人本堂で掌を合わせた。
 
娘はFinishさせた仕事を大いに喜び、息子は冬休み中にも関わらず珍しく家にいて、入院していた弟は無事退院し、母は年の瀬の祭事に向けて妻と書き物をしていると、そばで犬のソフィーはガラス越しの暖かな陽射しに目を瞑りムニャムニャムニャ、インコのフーちゃんはそれを「わ〜っはっはっは、わ〜っはっはっは、」と大きなこえで笑い、家族皆の笑いをとった。(うちのインコはおしゃべりも笑いもする)
そんなこんなで、年越し間近な引き篭もりLOVEなぼくはノイズキャンセリングヘッドフォンでFavorites音楽を聴きながら家の掃除を少しずつしたのだ。
 
スタッフ皆もそう、
今年も皆が無事に年を越せているということがどんなに幸せな事なのかと、こんな災害の後にあらためて考えると心からありがたいと感じる。
 
そして、新築注文住宅、大規模リノベーション、そして細やかなリフォーム工事と、
私たちを必要としてくれる方々に出逢えた幸せ。
そう昨年は、本当に沢山の方との新しい出逢いが嬉しかった。
 
ぼくはいつもこう感じてしまうよ、
ぼくらエムズデザインが手がけていく家が段々完成に近づいていくと、とても嬉しい反面、少しだけノスタルジックな気持ちになってしまう。
自分で言ってしまっておかしいし恐縮だが、私たちがつくるとんでもなく素晴らしい家が完成の坂道を登っていくと、本当に美しいオーラを放っていくのを感じるんだ。
そしてそれと逆行するように、もうこの現場も終わってしまうんだな…とお客さまと一緒に歩んできたこの坂道を振り返ると、どうしても胸がキュンとなってしまう。
出逢った頃に交わした会話、打ち合わせでの満面の笑み、赤ちゃんだったお子さまはいつしかお姉ちゃんになっていたり。
季節は移り、時はいつも一瞬なのか?と錯覚する中、数々の想い出が8㎜映画のワンシーンのようにカタカタと音を立てながら溢れ出、それを追いかけるように温かな気持ちが蘇ってくる。
 
「私たちは、あなたの事が好きです。」と伝えると、
お客さまも同様のお言葉を返してくださる。
 
こんな会社はあるだろうか?
これはぼくが物事をハッキリ言いすぎるからか?
こんなハウスメーカーは、こんな住宅屋は、こんな設計屋は、他にどこにあるのだろうか?
 
 
 
 
2024年、今年私たちエムズデザインは、コロナウィルスのパンデミックで控えていた催しをあらためて開催して行こうと考えています。
 
_____________________________
 
1,「住まいづくり勉強会」
 *家づくりを考え始めた方、具体的には決まっていないけれど色々と知りたい方へ向けて。
 
 ・新築注文住宅
 ・リフォーム、リノベーション
 
<場所>
  所沢事務所 オハナラウンジ
 
<日時>
  毎月、第二、第四、土曜日 AM, PM, 
  ご予約制につき、ご相談くださいませ。
 
_____________________________
 
2,「住まいづくり無料相談」
 *新築・リフォーム問わず、一度話を聞いてみたい方へ向けて
  (お悩み相談)
 *まだエムズデザインに依頼すると決めていない方へ向けて
  (どんな会社なのかを知るために)
 *一度話を聞いてみてから調査等の依頼をしようか判断したい方へ向けて
 
 
 ・新築注文住宅
 ・リフォーム、リノベーション
 
<場所>
  所沢事務所 オハナラウンジ 
  原宿事務所 R&D 表参道設計室
<日時>
  随時 ご予約制につき、ご相談くださいませ。
 
_____________________________
 
3,「完成現場見学」、「着工中、構造工事中の現場見学」など
 *エムズデザインが作った家を、作りかけの家を見てみたい方へ向けて
 
_____________________________
 
 
 
 
 
お楽しみ企画としては、
1,aha aina(アハアイナ)
 既存のお客さまをお迎えして、マハロでアロハな笑顔のパーティーをいつも通り。
 
2,デンマークHygge (ヒュッゲ)、イタリアAperitivo(アペリティーボ)など、
 好きな音楽を聴きながら(リクエスト承り)楽しもうと思っています。
 
 
 
年明けから明るいニュースが少ない中、私たちエムズデザイン一同は昨年にも増してオハナの皆さんが幸せな毎日を過ごせるような活動を行っていきます。
そして社員一同はすでに、未だ見ぬステキな方との新しい出逢いにワクワクと心躍らせています。
今年、エムズデザインは創業35周年を迎えます。
まだまだ微力ですが、私たちは本当の豊かさとこの上ない幸せをGIVEできると信じています。
 
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
林正晃
 
 
 
 
 
 
 
 
元旦 快晴の早朝より、毎年恒例行事を常務と。
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