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謹賀新年

昨年中は大変お世話になりありがとうございました。
毎年のようにこのブログに書いておりますが、私たちにとって何よりも幸せなことは年越しの仕事を持たせて頂けていることです。
昨年の夏、秋〜冬、そして年末より着手させて頂いている数々の物件がそろってこの年越しを迎えられていることにより、私たちがゆっくりお休みを頂けているのはとてもありがたい話で、今こうしてこのご挨拶を書いているそばからお客さまの顔が次々と浮かんでまいります。
私たちが行うことはただ一つ、
それは「私たちを信じてくれたことに感謝をし、最高の家をつくること」のみです。
今年もエムズデザインは、< 知識 + 技術 + 心つながるご対応 >の3つを持って全力で走り抜けます。
 
 
 
本年も社員一同どうぞ宜しくお願い申し上げます。
株式会社エムズデザイン 
代表取締役 林正晃
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2018年 活動をお知らせします。
(以前から既にご提供しているメニューもリニューアルしました。)
 
★<profumo> Hi Class Architecture
高級住宅を専門に承るハイクラスアーキテクトチームが再編成されました。
ワンランク上の < プロフーモ > は「品」と「上質」を重視した設計。
さりげなさに趣を置いた高級感漂うデザイン設計をおこないます。
※新築注文住宅、大規模リノベーション(戸建て&マンション)にてご対応します。
 注: ただ今HPリニューアル中です。
 
 
★<北欧の住宅設計>  高機能設計&シンプルデザインProject
高性能な断熱の方法、全館空調システム、自然素材の目利き〜調達、
豊かな表情をかもしだす高性能の窓、など、
ヨーロッパ北部の断熱と、自然を重視した住宅設計&デザインをおこないます。
※新築注文住宅、大規模リノベーション(戸建て&マンション)にてご対応します。
 
 
★<予算別 フルリノベーション>  スケルトンリフォーム
フルオーダーの設計ではなく、選択の巾を少なくすることでご希望の予算でハイクオリティな設計をおこないます。
※マンション、戸建て、にてご対応します。
 
 
★<Garage & Green> ガレージ&グリーン ランドスケープアーキテクチャー
家とお庭とガレージの3つをトータルで考えることで一つの世界観を作り上げます。
お庭づくり、植物の選択に伴う、アプローチ計画、車好きのための高級ガレージ設計、
セキュリティと見た目を重視する外構、エントランスの設計をトータルでご提供します。
 
 
★<部屋に合うベストな家具を制作&トータルコーディネート>
あとから買い揃えるのでなく、最初からステキな家に住みたい方のために、テーブル、ソファ、ベッド、
電化製品など、すべてのコーディネートを承る「フルコーディネート提案」をいたします。
(ローンに組み込み可能)
 
 
★銀行、信販、ローン相談・引っ越し業者ご紹介・仮住まい相談・土地探し、中古住宅探し、など、
ご相談をおこないやすいように「家づくり付帯相談」を総合窓口にしました。
 
 
 
以上、重ねまして本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
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振り返れば。お礼

いい年だった。
ここ数年の中で最良な年だった。心からそう思う。
昨夜、万年筆のインクが所々こすれた手帳のページを一ページずつ見返し、
googleカレンダーをweeklyで遡っていたらスッと瞼がおりた。
目を瞑って見えるものはすべてが美しくありがたいものばかりで、
そのときの空気感だけでなく、においや温度までが蘇ってきた。
鼻から息を大きく吸ってぼくは音楽をかけた。
人は出逢いでしか幸せを感じることができないのか。
それこそがすべてを掌るものなのか。
さまざまな出逢いが今この時間を創りだし、
その時間を追うことでまた未来の幸せを創り出せる気がする。
いま、ワクワクがとまらない。
2018年に起こる幸せを目前に、今日また感謝と約束をする。
 
 
 
 
今までのお客さま&今年出逢えたお客さまへ。
本年はありがとうございました。
ぼくは感謝という言葉を多用するけど、それしか伝えようがないと。
そこには正直があったことをご理解いただけたでしょうか。
最良な家づくりのあとは、安心なお付き合いを約束します。promise
 
心から感謝、感謝、感謝。
ありがとうございます。
 
 
未だ見ぬ、未だ出逢えていない未来のお客さまへ。
これを読んで下さったのもの何かのご縁、
私たちがお役に立てるかわかりませんが、もしかしたら…、
と感じて下さったら勇気を出してご一報ください。
未だ見ぬあなたとのステキな出逢いを夢見て。
 
最良の設計を、最良の技術で、
技術屋エムズデザイン一同。
 
 
 
 
 
 
 
 
2018年もどうか良いお年をお迎え下さいませ。
エムズデザイン 林正晃
 
mil
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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シクラメンを買って帰ろうと思った。
ちょっと大きめでしっかりした株のヤツがいいと。
頭の中ではなんとなく、予算四千円台みたいなわけわからん根拠が思い浮かび、そりゃ高い!とかムリムリ足りないだろ!とか、まあ店に行ってから考えればいいかと、でも色は何色がいいかと…。
店前にならぶ鉢を見てすぐ決まった。
パープルがいい。
珍しかった。パープルのシクラメンてあったっけ?って考えるのと、パープルのシクラメンなんて知らない?っていう混乱が捲き起こりどちらが本当かわからなくなった。曖昧すぎるがまあいいや。
でも金額が…。
迷って迷ってウロウロしだすぼくに店員さんが、プレゼントですか?って。
はい、そうです。と答えたあと、小さい声で、ぼくに… って呟いた。
シクラメンは長く咲くから、と半ばこじつけの購入理由をぼくに叩きつけて思い切って買った。
 
プレゼント包装をしてもらったパープルシクラメンを片手にぶら下げた帰り道、何度かのぞき込んで紫色を楽しんだ。
その瞬間、やっぱり良かったと思った。
パープルシクラメンは他の色のものよりちょっとだけ小さくてこぢんまりとしていたが、部屋に置いたらちょうどいいサイズだと感じた。
いつもここにあればいいのに、と感じた。
いつもここにあれば、こんな風にいつもステキな気持ちになれるのかなと思ったから。
だけど、いつもここにあることが当たり前になって、あることのありがたさが感じられなくなるのかな?とも感じて、しかしそうではなく、それを超えてしまえば、いつも手をかけてあげることが当たり前になり、常にありがたさを感じていられるのではないか?とも思った。
 
上手に育てる自信はまったくないが、パープルを楽しむ自信は満々。
だからこれはうちの奥さまに捧げることにして、ぼくは横目でそれを楽しむことに変更した。
 
 
 
 
 
 
 
 
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妙な時間に弟からかかってくる電話はこの歳になるといつもどきどきする。
案の定良い話ではなく、開口一番にその事実を告げられた。
「今朝はあったんだ。確実にあった。」
ということは、真っ昼間にどうどうと盗難にあったということか。
一人では持ち上げられても運ぶのは結構きつい。ならば車でか、と。
警察が来てくれて一巡が済んで、残念な声で二回目の電話がきた。
 
そのとき母は入院中だったからぼくは弟が余計な心配をかけないほうがいいと思って口止めをしようと思ったら、もうすでに言ってしまっていた。
まあ事実だから仕方ない。
ほどなくして母は退院した。
病院から戻って本堂のいつも置いてある場所を見、お賽銭箱の跡が四角くしっかりついた床板を見つめて言った。
戻ってきて欲しい、と。
 
本堂のお灯りと祈祷は弟がやっているが、
お稲荷さまと掃除はぼくが行っていて、あの日から、ご参拝に来て下さる方々のお賽銭はその床板の四角い跡のそばに置いてあるようになってしまった。
小銭が出っぱなしになっているのはあまり良くないなと思っていて、代わりになる仮のお賽銭箱とこの事実を告げるご挨拶文を書いて設置しようと思った。
 
このお賽銭箱は、もちろんぼくが生まれる前からある。
過去に二度、盗難の危機にあった。
一度は夜中1時ごろ、ぼくが寝る間際に変な物音がして覗きに行ったら犯人とばったり遭遇して未遂。
二度目は、完全に盗まれて、近くの公園に壊されて捨てられていた。
そんなことが過去にあったから、弟はすぐにその公園に行って探したし、ぼくもたびたび近辺を気にしてみていた。
しかし今回はそんな物語りは無いなと半ば諦めはじめていた。
 
 
その日は本社で仕事をしていた。
すると町内の大御所というか、近所のおじさんがぼくを呼びに来た。
「ちょっと気になるんだ…」と。
そのおじさんはぼくの弟から賽銭箱が盗難にあったということ聞いていたらしく、
そのことでぼくを呼び出してくれた。
「あそこに置いてあるのは賽銭箱じゃないかなぁ、二三日前からあってね、でもその前は無かったんだ、絶対に無かった。」と。
ぼくは心臓の鼓動が早くなったのと、「おじさんマジっすか、」と大声になったのがわかった。
そこに行ってみると、雨ざらしにならないようにしてくれたのか、軒下にしまい込むようにそっと置いてあった。
驚いた。
思わず手を合わせた。
手を合わせてすぐ、おじさんにお礼を言った。
少しばかり雨に当たったのか色が少し褪せていたけど紛れもなく51年間見てきたお賽銭箱だった。
 
戻ったお賽銭箱を元あった四角い跡がついた場所に戻してから母を呼んだ。
ぼくが「見て」と指をさすと、はっと息をつき、母もすぐに手を合わせた。
そしてそのあと一言ぼくに言った。
その言葉はぼくだけに秘めておきたい。
 
 
このお賽銭箱の裏には歴史が書いてあり、
その誕生は、昭和32年だった。
だからいま60歳。
ぼくは数年前に本堂の大規模修繕工事をした。
その数年前に、古くなったお稲荷さまを新築しなおした。
そして今回このお賽銭箱を心を込めて直そうと思う。
そんな機会を与えてくれたこの物語りから、ぼくは林家の歴史への敬いと、与えられた宿命という大切な気持ちを刻むことができた。
 
 
 
平成29年10月27日(金) お賽銭箱 帰還
忘れないためにここに綴らせて頂きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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青空をありがとう。
航空ショーの日、マニアはみんなそう思うんじゃないかな。
気温も少し上がってとても気持ちのいい日。
 
すぐに消えてしまう煙に名残惜しまぬよう
しっかりとその時間を楽しんだ。
 
 
 
 
 
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得られるものは。

10月も半ばを過ぎ秋の長雨には少しずれた感じがあるのだが、この空は数日続いている。
現場に向かうときほとんどぼくが運転するのだがたまに後ろに乗せてもらえるときがある。
ゆられる車中、ぼくは窓越しの濡れた木々に目を向けた。
すると外が雨のせいもあるのか、車の窓ガラスが鏡のようになって車内が映し出されているのに気づいた。
目線を向けると設計チーフとデザイナーの何気ない会話と笑い声が聴こえる。そしてまた窓の外の雨と流れる景色に移すと、水たまりを蹴って走る銀のトラックの音が聴こえた。
 
人はその一瞬に二つのことを知ることはできないのか。
それはあたりまえのことなのか。
 
そんなことはわかっているのだが、ここでまた、大切な物語りはその一瞬に力を注ぐことでしか得ることができないという事に気づかされる。
誰もがわかっていることなのだ。
しかし、それでも…とか、
どうにか…とか、往生際を悪くしてみたい。
 
気がつくと二人の会話が笑い声から今むかっている現場の話に移っていた。
何やら真剣に話をしていた。
ぼくは外に目を向け、車が風を切る音を後ろに聞きながら少しだけその話に耳を傾けた。
そしてちょっと寄り目っぽくして目線のピントをずらし、車窓に映る二つの景色を同時に見つめてみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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何年も前に工事をしたお客さまからの電話は一瞬でその時代へ戻してくれる。
まるでテープレコーダーを逆再生するみたいにキュルキュルキュルっと。
あ、これは若い人にはわかりにくい表現かもな。
 
ぼくの携帯電話番号は、今にくらべると超大型だった携帯電話全盛期の030から始まる電話番号で、もちろん今でもその番号を使わせてもらっているわけで、ときどきその時代のお客さまからの電話が鳴る。
その時ぼくはちょうど実家で母と会話している時だった。
 
「久しぶり〜」と明るい声をかけてくださったお客さま。
その瞬間、その方のご家族全員の笑顔がパッと蘇った。
ご用件は、昨年お子さまたちが独立なされたので主寝室を広々とさせたい、とのことだった。
嬉しい。ただただ嬉しい。
 
新しいお客さまとの出逢いはとても嬉しい。ありがたい。
しかし、それと同じくらい昔のお客さまとの再会はとても感動する。
新しい物語りはいつも突然降りてくる。
古くからのお客さまの新しい物語り、
ぼくはそれを求めている。いつも、いつも。
その感動が欲しいから、日々新しいお客さまに出逢っているんだとも思う。
 
 
あの頃からぼくは成長しましたか?
ぼくはその成長を知ることで、またこの場所から進める気がします。
 
すべてに感謝。
すべての出逢いに、そして新旧すべての新しい物語りに感謝。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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夏土用明け

成功は最良の出逢いから生まれると信じています。
家づくりの成功は最良の出逢いから生まれると信じています。
私は、愛すべき我が恩師と出逢ったとき、
この仕事にすべてをかけようと決めました。
 
ハートとハートが繋がったとき、愛が生まれるように
その出逢い、繋がりこそが、安心と成功を導くと信じています。
 
今日までのたくさんの出逢いに感謝
まだ見ぬあなたとの素晴らしい出逢いを願って
感謝
 
 
 
今までのお客さま、
現在、工事進行中、プランニング進行中のお客さま、
今年も全スタッフ夏期休暇を頂けることに感謝を申し上げます。
ありがとうございます。
 
まだ見ぬこのブログをご覧頂いている将来のお客さま、
お盆休みには多くの家庭で家づくりの話が出ていることと思います。
毎年この長いお休み中に、たくさんの資料請求を頂戴します。
お悩み中の方、よろしければご請求くださいませ、
そして、どうかお気軽に。
あなたさまのお力になれるかもしれません。
 
素晴らしき出逢いを願って。
ありがとうございます。
 
お願い:お休み明けのご発送になりますことをご了承くださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
 
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切なさの訪れ

子供のころは、外に出て真っ黒に日焼けして遊んでいた元気な子供じゃなかった。
どちらかというと、
窓から強烈に差し込む西日に映し出される自分の影を見ながら好きなレコードを聴いている子だったかもしれない。
だから、その反動なのか、今
その頃、本当は欲しかった子供らしい元気な姿を、いまになっても追っているのか、まさかこんな歳になってそれはないと思うのだが。
 
梅雨が明けた瞬間、あれだけ楽しみにしていた夏が始まったとたん、
その夏と一緒になぜか「切なさ」が訪れる。
気温が高く、暑くて暑くて大変な日は良いのだが、
ちょっと涼しかったり、秋空のような、ちょっと空が高かったりすると、えっ?って、
まだ夏終わらないよね、って心が揺れてしまう。
 
それでも今年の夏は、何年ぶりかで家族旅行に行かれる。
やりがいのあるお仕事もたくさん入っている。嬉しいです、皆さまに本当に感謝。
久しぶりに花火も見たいし、読みかけの本を持って大好きな海にも行きたい。
まずはベランダの窓を少しだけあけて、小さな音でギターを弾いてみた。
ご近所からBBQの美味しいそうな香りが飛び込んできて、それを盛り上げてくれた。
 
51回目の夏
現場からの帰り、ギンギンに冷えた冷蔵庫のような車内に飛び込んだ瞬間、真夏の幸せを感じる。
ぼくが今まで培ってきた仕事の自信、設計のこだわりをこれからどう出していくか、
今年はこの夏にそんなことを教えてもらおうと思ってる。
 
 
 
 
 
 
 
 
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思いを込めて綴ったから
それが届けばいいなと思ってる
 
あの日届いたメッセージには
ずっと大切にしてくれていた優しさが
 
時が経つにつれ薄れかけていた思いは蘇り
あの時間が美しかったのだと回想した
 
もしもあなたに返事が届いたなら
あの時代が本物だったのだと伝えられている
 
いつでも二人は with passing time
同じ季節を
 
ぼくと一緒に with passing time
同じ時代を見たのは君だけ
 
ぼくはふたたびあの時のメロディーを奏で
ふたたびあなたからのメッセージを待つ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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