Category Archives: いい笑顔日記

祝✨感謝

共に歩んできた仲間を超えた友、いやそれをも超えた兄弟からもらった美しき花をテーブルに飾り食事をすること。
これほどの幸せがあるだろうか。
 
花に添えられたメッセージには、創立35年を祝ってくれた言葉が煌めきを放ち、純白の花からは”さあ未来へ”と、豊かな生命の香りが誘う。
 
 
Hが入社して小さかった組織が会社になり早いもので21年を共に過ごし、今日12月10日、設立21年目の設立記念日を迎えることができるのは、常にHの活躍があったから…
そして更には、メモリアルイヤーの今期、もうすぐ迎える創立35周年に向けて、様々な予定と目標に向けて我々は大きく舵をきっていくことになる。
エムズデザインの名前につく”デザイン”とは、”あなたのライフスタイルをデザインしていく”という言葉通り、来年はまた新しいブランドがいくつも立ち上がるのだ。
 
ぼくは常に思う。
人が豊かにくらしていくこと
愛が溢れ、平和で安心できる世界をつくりたい…
愛する人や仲間と幸せを感じながら、できれば皆の役に立ちたい…
 
ならば、ぼくとHはその役割を全うしよう
ありがとう、
そしてこちらこそおめでとう!
ぼくも同感に思っているから。
 
 
 
 
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この仕事に就けたことを神さまに感謝している。
もうすぐ35年、
しかしあの若き日に思い描いた自分にはほど遠い道のりをひたすら前を向きトボトボ歩く。
いつまで経っても未熟で稚拙な文書しか綴れず、何を言っているのかわからないblogを始め、話す言葉ですら上手く伝えられない。
だから自分をネガティブに捉えることの反省文なら永遠に書き続けられるし、それにずっと苛まれている感が否めない、というか、苛まれている。
自分自身の情けなさを心底知ってる張本人だから、自分に足りないことのリストなら、エクセルのセルが真っ黒になるほど書けるだろうし、ダメダメ男選手権なるものがあったなら、ぼくは優勝間違いなしだろうな。
普段はそんな生活をしているぼくの胸の中に今日、今まで気がつかなかったほのかな灯りがともった。
ふぅーと息を吹きかければたちまち消えてしまいそうなその小さくて美しい灯りは、そんなぼくの気持ちを優しく温めてくれた。
 
とある本で、人は相手のことを見るように、自分のことを自分で見ているということを読み知った。
ぼくが他人を見るように、ぼくがぼく自身を見ている、
そんな世界…
そして、他人にはぼくの世界がどんな風に見えているのだろうと…
 
こんなことは思ったこともなく、もちろん願ったことも、ましてや求めたことなど一度も無いことだった。
それは味わったことのない、なんというか、、、少しドキッとして、ちょっと信じられなくて、なんか落ち着きなくドギマギしてしまいそうな、、、
読みかけた小説の主人公が思いがけず嬉しい展開になって、うぅ、このまま進んでほしい、と願うときの感じというか、、、
耳心地がすこぶる良くて、一聴するとポップでノリがいい曲なのに、ん?でもワルツっぽい?
と数えてみたら四分の三拍子で、どうりでドラマチックだな、と感じたときみたいというか、、、
なんというか、複雑だけど、心地よい、、、でも両唇は正直で、くっと少し強めに噛みしめてその話を受け止めていた。
 
 
自信があるわけじゃない、
ぼくは時に自信があるように見えてしまうようだけど、それは本当じゃない。
周りから見たその”自信”のようなものは、きっと”覚悟”なんだ。
人として、子供の親として、そしてエムズデザインの一人として、その任務がいつも言葉、態度に出ているのかもしれない。
 
 
今までの学びと経験で得てきた、設計・デザイン・施工、の技術を信じていること
人や自然との関わりにおいて、愛と調和を最も大切にしていること
親からはセンスを学び、旅からは世界観を学んだ
良きモノだけに触れ、悪しきから訓えを得てきたつもり
 
そんなぼくを見ていてくれる人がいたのだ、
本来ならそんな事実を知ることなどできるはずはなかった…
この勇気ある振る舞いを知るまでは。
 
 
ずっと同じ道を歩んでいたことが嬉しかった
狭い業界とはいえ、お互い建築士、
その自らの思いを周囲に伝え、それを突き通してくれた姿にぼくは心を打たれた。
20年間、
そのすべての変化を見届けてくださって、それを受け止めてくださっていたあなたの姿はどんなだったのだろう。
長い長い道のりを経た今、今日、知った。
 
 
 
だが林、お前うぬぼれるでない、
 
そう、ぼくはまだ半人前、自らを誇ることなど100年早い。
ならば、何を学ぶのか… 
何をではない、常にだ。常に学ぶこと。
何を貫くのか…
信じていることを貫く、ただそれだけ。
 
よし、
今日もまた今までと寸分変わらず足元ぶれずに、襟を正し未来をみる。
 
 
 
 
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伝心

あぁ、今日は感謝を伝えよう
この話題はずっと書きたかったけど書くことができなかったblog
でも今日は書こう!なぜなら感謝を伝えたいから
 
おいおいナニ自慢してるんだ?ナニ威張ってるんだ?と思われるかもしれませんが、今日は書かせてください。
 
 
10年以上前、あるウチのスタッフががエムズデザインに入社して数ヶ月経った頃、ぼくにポロッとこうこぼした。
「こんなに沢山の贈り物をいただける設計事務所はきっと他に無いですよ!これはスゴイことですよ?こんなに感謝を戴けるなんて信じられないです!…」と。
ご依頼者さまが打ち合わせでオハナにお越しくださった時に戴く贈り物はとても尊い。
ぼくはそれまでもこうした贈り物を戴けてることには本当にありがたいと思っていたから心から感謝をしていたし、それはそれは本当にスゴイことだと、嬉しいことだと常々思っていた。
でもそれはそれまで思っていた感謝の気持ちを遙かに超え、本当にありがたいことなのだとそのとき再認識したのを憶えている。
そしてでも「うん、そうだね、ありがたいね、」って、取るに足らない返事をしてしまったのも憶えている。
 
 
 
贈り物、
人はお誕生日でもお土産でも相手にプレゼントを渡すとき、その人のことを一生懸命考える気がする。ぼくはそうだから。
とりあえず、これで、、、などではなく、
これは似合うかな… これは喜んでくれるかな… 美味しいって言ってくれるかな… って。
逆に、
あまり好みじゃなかったらどうしよう… 当たりさわりのない安全パイで行くかな…
でもせっかくだったら喜ぶ顔が見たいし… と迷いながらその人の笑顔を思い浮かべ、喜んでくれる姿に思いを馳せて選んだとき、以心伝心が起きる気がする。
そしてその一瞬には、その相手の事しか考えていない瞬間があるということ、
この貴重な瞬間を思うと感動してくる、
一瞬でもぼくらのことを思ってくれて選んでくださったものには、何百、何千、何万の愛が上乗せされているのだから。
こんな風に選んでくださっているのかな…?って、目を閉じるとその方のお顔と共にその美しいシーンが浮かび上がってくるよ。
その愛の重さがずっしりと感じられる様な、触ればほんのり温かさがあるような、そして中を見れば様々な色が輝いて見えるような、、、
いつもぼくはそんな風に感じる。
 
もう何年も前から毎年毎年、旬の時期に送ってくださる美味しい果物、お野菜、海のもの…、焼いたばかりの手作りパンはまだ香ばしい匂いが残っている…
ご自身が美味しいと感じられたものを共有してくださったり、手に入りにくいものを並んでまで買ってきてくださったこと、
海外ご出張で見つけてくださった見たこともないステキなもの、各国の旅行のお土産や、郷土の名産品には味わったことのない未知の味がした。
それに、お誕生日を忘れずにいてくれること、オリジナリティあるプレゼントには演出もあってありがたかった。
ときに宅配便屋さんが届けてくれる箱がしゃべることは無いけれど、その無言の箱からは、いつも様々なメッセージが聞こえ、愛が溢れこぼれ落ちそうで一人じゃ持ちきれないんだ。
 
 
ウチの会社は人数がそこそこ居るから申し訳ないな… なんて思いながら、包みをほどく頃には若手のハイエナ達(笑)と、食いしん坊女子軍団が周りに寄ってきてチラチラのぞき込んでる。皆が笑顔になる瞬間だ。
そんな日にはちょっと長目のBreak timeをとってガヤガヤワイワイ美味しくいただきますよ!それに合うお飲み物を用意してね、Coffee、紅茶、お茶も…
そしていただく前には必ず胸に手を当てて目を閉じる。
その方を思い浮かべ感謝を伝心するんだ… それがぼくの流儀、ぼくからの礼儀。
 
 
ぼくらは心を込めて家をつくっている。
いや、家をつくっているだけでなく、その方の未来を創っていると本気で思っている。
正直、この思いが伝わってほしいと常に願っているし、一生懸命、頭に汗をかき、何度も何度もペーパーをクシャクシャに丸めて捨てながら描き上げる図面からそんな思いが伝わってくれていると信じたい。夕暮れの現場で皆が力を合わせてつくりあげていく姿から、そんな思いが伝わってくれていると信じていたい。
 
どうだろう、
こんなに愛されている会社はあるだろうか?
これは、”とりあえず手土産” ではないんだ。
そのプレゼントの中には納まりきらないほどの想いが大きな愛に包まれて入っていて、それを私たちは皆で手を繋ぎながら受け取るんだ。
エムズデザインは、そんな会社。
これからも、仕事に自信を持つこと、そしてこれからもこうして戴ける愛を誇ろう!
お客さまから戴けるたくさんの愛を誇り、そしてそっとお返ししよう。
 
いつまでもぼくたちはその愛を大切にする
ずっとその愛に包まれて生きる
 
 
 
 
 
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夏を嫌いやがって…

暑い暑い暑い暑い〜ってみんなして夏を嫌いやがって…
ぼくは夏が大好きなんだから…
空の青色、木々の緑色、夏にしか見れない美しい色
それが夏が好きな理由
 
でも今年は暑いね
暑いね〜って挨拶して、汗を拭いて、冷たいの飲んで、
みんなで良き夏にしたいなって思った。
 
 
 
 
ゆるやかな風
静かに動く空気
 
時代は変わったな
嬉しい…
 
 
 
 
 
ぼくは設計するとき、お客さまのことを想い海に潜る
深い海にもぐって瞑想して、更に深い深い海にもぐっていくと、ふわっと体が軽くなる
海の底は宇宙につながっていて、体を締め付けていた圧力がふっとほどけて無重力に放り出されていく
 
その瞬間に…
 
人が輝くとき、その人の言葉や態度からでなく、
その人を取り巻く周りの空気の共振で感じてしまう
それは音楽のように…
色が見えるときもある…
 
 
明らかに新しい時代がきた
嬉しい…
今年の夏も、嬉しい…
 
 
 
 
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大人になっていた彼と彼女
令和五年五月八日
長かったパンデミックが一段落をつくようにか、令和五年五月八日からの5類感染症への移行に伴い我が社もマスクの着用を個人判断とした。
思えばコロナ禍で当たり前になっていた”マスク顔”は、主たる事を伝えるには不都合も少ないが、細かいニュアンスを伝えたり表情を感じたい時などの意思疎通にはかなり支障があったのも事実だろう。
ぼく自身が、言葉で伝えることがあまり得意じゃないから、本当は表情を見たり見せたりしたほうが楽に居られるし、さらに言えば、人間同士が意思を伝え合うための”言葉”とは、本当は意思伝達の最終手段だと思っている。
言葉なんてなくとも相手が思っていることを感じたいし、お客さまが思っていることや考えていることを感じたい。
正直、言葉がなくても感じ合って理解したいと思っている。動物達のようにね。
 
 
5類移行の日から数日、徐々にそしてポツポツと少し照れくさそうに皆がマスクを外しだしたある日、二十代の若者達の顔が少しだけ大人になっていることに気づいた。
毎朝の朝礼、プロジェクト単位で集まってのMTG、終業時間前のひととき、マスクを外した若者達の顔はとても凜々しく大きく自信に満ちあふれ、大声で笑う笑顔をよく見れば一回りも二回りも立派な大人の顔になっていた。
思えば、図面を描くスピード、先を読んでの行動、現場での管理監督、仲間へのフォロー、電話対応、etc,,,
そりゃ当たり前かもしれない、
若い頃の二年以上の月日は顔も体も心もそして能力も、うんと成長させるに決まっている。流れる歳月は次々と仕事を覚えさせ、意気揚々と大人になっていくに決まっている。
 
 
それならば、ぼくは同じように成長できただろうか、
このパンデミックの月日と共に、ただ老けていったのではなく、ステキな大人のように成長できただろうか。
 
若者と共に仕事をすることは楽しい、
なぜなら、様々な学びを得られるから。
なぜなら、常に自分の成長と比べられるから。
 
この環境に、そしてこの境遇を授けてくださった神さまに感謝をすると同時に、大人になっていく彼ら彼女らの成長を誇りに思います。
 
 
 
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花より〇〇〇

「カーネーションは一本、900円もしたよ、、、
 だから、ケーキにした!
 ウチは花より団子だから (*^_^*)
 明日は母の日、
 これ常温のケーキなの
 ママいつもありがとう」
 
 
お風呂上がりでまだ半乾きの髪を撫でながら娘が妻に小さな白い箱を渡した。
妻の母歴も25年を越すと下手な演技もなく、だけど満面の笑みを浮かべ、喜びをヨダレで表現した。
こうしてお互いにかしこまることなく毎年の母の日を自然体で過ごす時間を、娘は娘なりにその役割を現しているのかもしれない。
 
 
もう遅い時間だから…
でもせっかくだから!と、カワイイ白い箱からその常温のケーキを取り出して小さく切って、デカフェCoffeeと一緒に皆でいただいた。
 
今度は娘が満面の笑みで「美味しい〜〜〜っ!」と唸った瞬間、
ぼくは、娘が母になった時の顔が見えた。
一瞬、、、でも、確かに見えたんだ。
 
 
私がもし母になったら、
こんな風にして、こんな夜を過ごして、家族と一緒にこんな風に喜びたい!
自分が母になるときのことを、遠くに見、
いつしか自分が母になったら…という未来を、自分の母に重ねているような…
そんな感情がうっすらと顔に表れていた。
 
いつかその日が来たとき、
自分がしてもらいたいことを相手にする、
その時の自分の感情を、ただそうなればいいな… て感じで予祝してしまう、
娘はそんな複雑なことなど一切思わず、ただただ感情のまま、そして満面の笑みのまま美味しいケーキをパクパク食べていた。
 
 
娘にとっての母親とは、、、
ぼくがかつて抱いていた、父親への感情と似ているのだろうか、、、
もうあまりにも昔で忘れかけている父親への想いと似ているのだろうか、、、
 
いや、まったく違うのかな、、、
男同士の感情があるように、女性同士の感覚があるんだろう。
 
 
母の日には花よりケーキを、
そんな未来の母を見た気がした
 
 
 
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母は最初「私は撮らなくていいから…」なんて言っていたが、カメラマン役の孫にはそんな言葉は通じずパチパチとシャッターを切っていたらいつの間にかまんざらじゃなくなって笑顔になっていた。
 
どうぞぼくのことを、”このマザコン野郎” と笑ってくれ
どんな言われようをしても、確実に少なくなってきている母との時間をとても尊く大切に感じるのは、若かりし頃のぼくがあまりに未熟すぎて、亡くなった父へのこういった思いを持てずにいた事実が今をもぼくの胸の片隅に残り続けているからだ。
このような何気ない時間が持てなかった事を反省したい、償いたい、とまでは言わないが、この母との時間を持つことでこの先、ぼくがやり残したこととして永遠に自らの背中を追われることの無いようにしたいんだ。
だから母には楽しさを感じてもらいたいと思っている。幸せだと感じてもらいたいと思ってる。
 
真新しいままの車椅子は、まだまだぜんぜん外に連れ出せてない証拠。
ピカピカの車椅子を見る度に、もっともっと…と感じてしまうが、それはそれかも。
ぼくが押し、妻が押し、娘と息子が代わる代わる押すことで家族皆の気持ちが一つになるこの時は、かけがえののない時間だとも思う。
「本当は歩ければ良いのにね」という母の申し訳なさそうな言葉の裏で、皆が協力し合う家族イベントをつくってくれたんだとひそやか感じている。
だから、車椅子の母だからできる事、楽しめることをやりたいと思ってる。
そして父にはできなかった事を今、、、
それはやはり償いなのか、急いでやりたいと思ってる。
 
 
東京マラソンのその日、交通渋滞を避けてぼくらは10:30開店の日本橋高島屋に9:20に着いた。
どうだろう、
この楽しみさ加減がこの到着時刻で伝わるだろうか?笑
11時からオープンする本館の食堂で、息子の大学卒業祝いと三月生まれの母のお誕生日をまとめて一緒に祝っちゃおう!と皆で事前にメニューを調べちゃったりして楽しみにしてたんだ。
恥ずかしいことだが、ぼく、というか、ウチの会社のクレドでもある’ohana(オハナ)=家族、という言葉を唄っていながら、最近ではめっきり家族での食事が減ってしまい、娘は仕事、息子は遊び…あ、学びで、めったに時間が合わない。
だからこうしてイベントにしてしまいたいのだが、やはりこれも頻繁にはいかない。
流石に今日は、先の二本のイベントに加え「北欧デザイン展」が相まったから、これはチャンス!と皆を誘った。良かったなと思った。
 
美味しい食事は人を笑顔にし、その時間を思い出に変えてくれる気がする。
食いしん坊の我が家は、ちょっとお行儀がよろしくないが人の食べてるものがどうしても美味しそうに見えちゃって、笑いながら交換こしたりして「これオイシ〜〜〜〜っ!」とか言って、お互いの味くらべしちゃって、そのうえ皆さっさとペロリしたあとは、5人なのに6コのデザートを注文して皆で笑った。だって美味しそうだったから〜と娘。
 
 
今回の「北欧デザイン展」も見応えたっぷりで、母にもぼくがやってる仕事の世界観を伝えられたし、何故デンマークへ出張したりしている訳もわかったらしく、その上褒めてくれて良かった。
ぼくのセンスは母譲りで、音楽、アート、ファッション、文学、今では少々ネガティブになってしまうことも多くなったが、思考や人としての礼儀、言葉遣いまで影響を受けていると感じている。
もともと母はぼくが生まれる前まで西武池袋本店で働いていて、だからこそこの高島屋にも幼き日から本当に良く連れてきてもらっていた。
いつからか国の重要文化財に指定されていたのは知らなかったが、この日、あのガラス製の手動エレベーターに母と二人で乗せてもらったとき、エレベーターガール(失礼な言葉でなく)の方が屋上までのぼくらを、過去のあの日と今日を紡いでくれた気がした。
ぼくはちょっとタイムスリップし、掌に温かさを感じた。
 
一通り北欧デザイン展を見て回り、最後に一階のメインフロアに展示してあるスカンジナビアンリビングの家具を見てから帰ろうと、皆で車椅子用のエレベーターを待っていたら混んでいるのか一向に来ない。
それを見かねてか、先ほどのエレベーターガールさんが違う籠を呼んでくださった。
お礼を言い案内され乗り込むと、また先ほどと同じ温かさを感じた。それはあの当時のエレベーターの空気と同じだった。
当時はぼくだけでなく一緒にぼくの弟たちも居た。
しかし今、今日はぼくの家族がここに居る。
今度はぼくの子ども達がそれを感じてくれる日がくるのかもしれない。
あぁ、あれは良い時間だったな、と感じてくれる日がくるかもしれない。
 
日本橋高島屋の豪壮なる建築の中、今回ここに私たちエムズデザインの資料を置かせて戴けたご縁は、家づくりだけでなく、本当に私たちがつくりたい”豊かな人生”というものを再び気付かせてくれた機会だと感じました。
母との時間を大切に、
我が家族との時間を大切に、
大切な人との時間を豊かにしていきたい、
そんなステキな時間を振り返ることができました。
 
この素晴らしい時間を提供してくださった日本橋高島屋さま、スカンジナビアンリビングさまに心から感謝します。
 
 
 
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このご縁に心から感謝致します。
Tak skal du have !
 
 
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*以下は私たちエムズデザインのSNS告知より。
 
日本橋 高島屋S.C.にて
「ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展」
 
本日3月1日から21日まで、日本橋高島屋S.C.にて「ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展」が開かれます。
数々の美しい家具などを始め、私たちエムズデザインの”北欧の家モアナチュア”で使用しているデンマークの木製窓や床材を使ったお部屋なども展示され、日本に居ながら北欧の時間の経過を楽しむことができ、その陽射しの変化と灯りの演出などを感じていただけます。
 
私たちエムズデザインでは、今回お声かけをいただき、小さいスペースですが私たちの”北欧の家モアナチュア”の新版小冊子を会場にご準備いたしました。
私たちの北欧旅行記なども載っていますので、ぜひこの機会にお手に取っていただければと思います。
 
そして今、”北欧の家モアナチュア”の資料をご請求をいただきました方には、こちらの展覧会のチケット2枚を特別にプレゼントさせて頂きます。
数に限りがございますので配布終了の際はご了承ください。お早目のご連絡をお待ちしております。
また、既存のお客様でご希望の皆様には優先してお送りさせていただきます。
ご遠慮なくお知らせくださいませ。
 
私たちエムズデザインのスタッフも楽しみにしています。
もしかしたら会場でお目にかかれたら楽しいですね!
 
 
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節分祭

 
今日私たちも節分を迎え、明日からの春を歓迎しました。
私は三十年以上前に興しそれ以来この会社を続けておりますが、今回初めて我がスタッフ全員を私の実家に代々伝わる”節分祭”に誘ってみましたら喜んで来てくれて、全員で春の訪れを迎えることができました。(私の実家は寺)
 
 
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節分はご存じの通り、お豆をまいて明日からの春を歓迎するのだが、当院ではお越しくださったご年配の年男、年女の方から順に「福は〜ウチ」とお豆をまいていただく。
昔からお越しくださっている方達はやはり何の躊躇もなく大きなお声で「福は〜ウチ」と言いながらパーっとお豆をまかれるのだが、ウチのスタッフは普段はほとんど大声を張り上げて何かを叫ぶ!なんてことは無いからちょっと照れくさそうにしている。だからぼくが先陣切って野太い声で「福は〜〜〜〜ウチ〜〜〜〜!」なんて叫んじゃったら皆も楽しくなっちゃって、笑顔いっぱいでお豆をまいてくれた。
キャッキャ言いながら皆で仲良くお豆をまいてたから、きっと鬼さんも「ダメだこりゃ!」って、いかりや長介のように言って去って行ってくれるかな。古 と思った。
 
 
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明日からはもう春、
私たちエムズデザインは昨年末からのステキな家のラストスパートを名残惜しみながらお納めし、この春には昨年から温めてきたいくつかの新しい現場がスタートします。
 
すべてが美しく清らかで、品のある家、
そんなすべての家を一つ一つ丁寧に考え、渾身の思いを込めて設計&デザインしました。
豊かな家は、高機能なのに、優しくて柔らかい、そんな自然美が溢れる新しい生活をお楽しみくださいませ。
 
 
 
 
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今日、ウチのスタッフの1月1日バースデイのお祝いを少し遅れで行いました。
エムズデザインではスタッフの誕生日を必ず全員で祝います。
ぼくがお隣の花屋さんで花を摘み、皆がその子の好みのおやつとお茶で一時を過ごします。
お誕生日おめでとう。
 
 
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幸せなのは、仲間が全員で大切な一人のバースデイを祝えること。
一言でいうと、こうなってしまうのだが、ぼくが言いたいのは、このバースデイの主人公一人のことを祝ってあげたいと思う気持ちが浮かばない人がウチには誰一人いないというステキな仲間達だということ。
 
言い換えれば、普通、人はバースデイと聞けば、それがたとえ本気で思っていなくても誰もが必ず「おめでとう!」と言うだろう。
しかしそれが口先だけでなく、それを自分の愛する人へ言うように、その言葉を本気で言えるということ、本心で思えているということが、ぼくはその場の空気でわかる。
あの人のは祝いたくない、面倒くさい、なんで会社でやるの?などと思う人が一人たりともウチには居ないということだ。
 
愛する人を祝うこと、大切な人を祝うこと、
自分の子供を祝うように、自分の家族を祝うように、
愛する人に喜んでもらいたいと思う気持ちの時、現れてくる何かがあるのがわかる。
と同じ空気が流れているのがわかる。
誰一人その想いが欠けることなく思えることは、この場所にとてつもない大きな豊かさという何かが溢れているからかもしれない。
日々何も変わりなく過ぎてゆくことが本当の幸せだからこそ、この大切な想いを持つことができるからかもしれない。
 
 
幸せとは、人に何かをしてあげたい、と思ったときに現れてくれるオーロラのよう。
空に浮かぶその揺らぎはその人を魅了し、美しい色に染め、澄んだ空気で包み込む。
自分の幸せは、相手の幸せ、
今日もまた、祝う人と祝われる人を、その美しいオーロラが現れて包み込んでくれた。
 
 
 
 
 
 
 
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