ここは岐阜県に位置する、70年も前からずっと天然石を専門に扱ってきた老舗の石材屋さん。
ひょんなご縁から会社見学に伺う機会をいただき、林、井窪とともにその会社工場兼ショールームにお邪魔させていただきました。
新幹線を降りると、最寄りの駅まで担当のMさんが車でお迎えに来てくださいました。
広大な敷地内に入るとそこには沢山の大きな石の塊が並んでいるのが見え、もう3人とも待ちきれずにワクワク、そわそわ!
車を降りて、まずはその石の塊の元へ。
こちらの石材屋さんは世界各国から原石を輸入し、自社の工場で切り出しから、加工までを行なっているのです。
無造作に置かれた私の背よりも大きなその石たちからは、何か力強い無言のパワーを感じます。
建物の中に入ると、そこは沢山の種類の小さな石が四方の壁一面に並ぶショールーム。
同じ石でも表面の磨きの違いで、それぞれの表情が変わることが見て取れます。
皆、思い思いに「この石が好き!」と、このお部屋だけでも半日は居られそうです笑
そしていよいよ、学校の体育館の2〜3倍はありそうな大きな倉庫へ。
大きな扉をゆっくりと開けると…
そこには実際に原石の塊から切り出した大判の石版が整然と並び、それはそれは圧巻の景色です。
ひとつひとつの表面には繊細な色彩と模様が広がり、思わず息を呑みます。
昔の航海図のように幻想的な「パタゴニア」
ラピスラズリの碧い輝きを放つ「ラピスブルー」
夜空に輝く星の軌跡のような「トロピカルストーム」
林は美しいティファニーブルーの輝きに心を奪われたようで「アマゾニーテ」という石の前で釘付けになっていて、いつの間にかおのおのが気になった石の魅力に吸い込まれて行くようです。
波打つような紋様、奥行きを感じる美しい色合い、星屑のような幻想的な輝き。
これらは他のどの建築素材にもない、まさに唯一無二の魅力を持ちます。
そこではっと気づきました。
そうか、これは石という素材ではなくて、地球そのものなのだと。
何十億年も前の地球の成り立ちの歴史なのだと。
その太古のロマンを体の芯の部分で感じるからこそ、きっとこの力強い美しさに感動するのだと。
それから2ヶ月後、この天然石でオーダーした大きなテーブルがお客様のところに納入されました。
それはそれは存在感のある素敵なテーブルに仕上がり、上品な内装と相まって、お部屋の品格を一気に引き上げてくれるようでした。
地球の素材をお部屋に。
そこにはきっと、計り知れないパワーが宿っているはずです。











