20年前の記憶が時を超えて証明したこと。
2025/12/03 Posted by: カテゴリー:ms_no_miryoku,ohana_story
私たちが作る住まいは、“古くなるのではなく味わいが増す家”
みなさま、こんにちは!PRのakです。
先日、20年前に弊社でマンションリフォームをさせていただいたお宅にお伺いしてきました。
エアコン工事のご相談をいただき、その機会に「20年経った今」のお部屋を撮影させていただくためです。
___「ホントに、マジでビックリするから行ってみて!(*^_^*)」と、一足先に行ってきたBOSSの言葉で、私までお邪魔させていただきました。
玄関のドアを開けて一歩足を踏み入れた瞬間、ふわりと当時の記憶が一気によみがえりました。
入社して間もない頃に完成したお宅で、
この現場に伺うたびに慣れない一眼レフで写真を撮らせていただいていたこと、、、
お客さまがいつも笑顔で迎えてくださったこと、、、
完成見学会は大盛況だったな、、、とか。
こちらのお宅は、一般的なリフォームとは少し違います。
どこが違うかと言いますと、
通常は、古くなったり傷んだりした箇所を修繕・交換することが中心ですが、こちらのお宅は、”暮らし方を変える”ためのリフォームと、”より豊かな生活をしていく”ためのインテリアコーディネートを合わせた、今で言う「デザインリノベーション」でした。
そのため、
収納家具も建具も、この住まいに合わせて一つひとつオリジナルで誂えた一点物。
廊下やリビングの壁面には、もちろんすべて本物の素材を使っています。
マンションでありながら、リビングを印象づける飾り梁。
主寝室に柔らかな光が差し込む巧みな工夫。
20年前の私は建築の知識などまったくなく、「リフォームとはこういうものなんだ」と素直に受け止めていましたが、今思えば、、、
これは“エムズデザインの普通”であって、世の中の普通では決してなかったのです。
気づけばすっかり、目が肥えてしまっていました。
では、このお家はどのようにして生まれたのでしょうか?
その始まりは、お客様からのこんな一言でした。
「子どもたちも独立したので、これから夫婦ふたりで楽しく暮らせる家にしたい。
友人を呼んでくつろげる、リゾートみたいな家にできたら……
具体的なことは分からないので、林さんに全部お任せしたいです。」
“全部お任せ”。
今でこそエムズデザインには「BOSSにお任せ!」のような裏メニューがあるのですが、それをどういう感覚でしょうか、先見の明をもって先取りしてくださって、、、
設計デザインだけでなく、AV音響やインターネットの発展を見据えたデジタル環境整備、家電のセレクト、観葉植物まで、暮らしに関わるあらゆるものを含めた、本当の意味での住まいのトータルデザインコーディネートです。
これは、当時の林が最も得意とするスタイルであり、今もなおエムズデザインの真骨頂でもあります。
当時掲げたコンセプトは3つ。
「友人が集まる家」
「住んで幸せになる家」
「古くなるほど味が出る家」
20年経ったお部屋をぐるりと見渡して、私は思いました。
本当に20年も経っている?家具も壁もお部屋の美しさが変わらない。
その中で、一つだけ当時には無かったものがありました。
それは、
リビングの片隅に飾られた、お孫さんの成人式の写真。
その一枚だけが、確かに20年という時間が流れたことを教えてくれました。
20年の経年が、まるでこの家の魅力を磨き上げたかのようです。
そしてご夫婦もまた、当時と変わらぬ柔らかさと品をまとい、朗らかに迎えてくださいました。
お住まいが味わいを深めるように、ご夫婦の空気感もまた、幸せで豊かな時間を重ねてきたのだと感じました。
ご主人のユーモアも相変わらずで!
20年という時間を経て、再び訪れることができたこと。
そして、変わらぬ笑顔で迎えてくださったこと。
その思いをうまく言葉にできませんが、胸の奥がきゅんとなり、体がほっと温まっていくような不思議な余韻を残しました。
だから私、
20年前から私たちが掲げていたコンセプト
今はもう自信を持って言い切れます。
エムズデザインの住まいは、“古くなるのではなく味わいが増す家”
時間とともに価値が増す家づくりをしているのだと。
_____20年前 完成見学会の時
_____20年後の今 ウソのように綺麗でした。




